
「家計は家族を乗せた船」
今年の値上げにどれだけの人が気づいているでしょうか?
なんとなく支払う金額が増えたのは消費税のせい?
いえいえ、そうではありません。ジワジワと家計を圧迫し始めているのは最近の事実上の値上げなのです。
例えば1月 インスタント麺やカップ麺 約3~8%
食用油 8~10%
パスタ 4~13%
紙製品 10%以上
文具 約9% などが値上げされました。
また、メーカーによっては輸入ワインや紹興酒なども値上げされているようですよ。
2月には、 冷凍食品 3~10%
印刷用用紙 10%
そして3月、アイスクリーム 6,3~10,5%
オリーブオイル 30%以上
といった具合に結構な値上げ率・・・。
こうして見てみると、忙しいご家庭や育ち盛りのお子さんのいらっしゃる世帯でよく利用されるモノが多いように思います。
オリーブオイルをよく使う我が家では30%の値上げはちょっと勘弁してほしいという気持ちです。
そういえば最近安くないなぁ・・・なんて思ったのでは?
さて、ちょうど昨年、消費税が8%になるときに、私はあわてて買い込みしないようにとアドバイスしてきました。結果、増税後も生活用品などはセールなどを上手に利用することができたのではないでしょうか?
一般的に、収入は増えないが生活費は上昇するという現象では、その対策に誰もがすぐに取り掛かれる事として、今のお財布から出る支出を減らそうと頑張りますね?
それは、もちろん間違いではありません。日々のお金を意識するとか、コントロールすることはとても大切なことですね。これは、おこづかいを持ち始めた小さなお子さんでもできることですヨ。
ところが、家計という家族の乗った船では、コントロールすべきところが少々違います。
実際1円2円の小さなお金の節約で頑張っても、努力したわりにはたいしてお金も残っていないという現実にストレスを感じてしまいますね。
まず、夫のこづかいから減らそう!などというのはNG おすすめしません。
モチベーションが下がってしまいますからね。
ただ、あまりに分相応でない多目のおこづかいは見直すべきでしょう。その際は貯金に回せるといいと思います。
そこで、家計再生アドバイザーの私としては、財布からとりかかる節約術ではなく、大きく家計全体を見直してみることをオススメします。
これは、まず対策を立てるために必要なことですし、今の家計が健康でやっていけそうなのか? メタボ家計なのか? 病気予備軍なのかを診断できる事でもあります。
ただ、内容によってはプロに相談し、プランニングしていただく必要のある費目もでてきます。まずはポイントをいくつかお伝えしたいと思います。
(続く)